秋の夜長におすすめの美しい曲を紹介。
アリス九號.の『十六夜』
2021年11月にリリースされたEP『Medley 』に収録された1曲である。
実は1度別の媒体でレビューを書いていたが、久しぶりに歌詞を見ながら聴いて、当時救われた曲だったのでもっとたくさんの人に知ってほしいと思った。
2021年11月にサービスを終了したLINEブログに一度レビューを残していた記事に加筆し、もう一度残しておこうと思ったので前置きも2021年11月に書いたものをそのまま使わさせていただき、2021年以降web インタビューや今聴いて感じとったものを改めてレビューしよう。
※本ページはプロモーションを含んでおります。
(以下、98%LINEブログに書き残したもの↓)
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11/24に最新EP『Medley』をリリースするアリス九號.
今作は今年発表したメンバー5人がそれぞれプロデュースした5曲、
そして今年の1月にライブで披露され、音源化されてなかった『十六夜』がついに収録される。
今回は先週末にMVも公開された『十六夜』について語っていこう。
今宵パワー不足のあなたにこそ聴いてほしい1曲。
Contents
🎧️こんな人におすすめ
・夜に聴きたい曲を探してる方
・今、悲しみで心痛めてる方
・和洋折衷が好きな方
🎧️アリス九號.『十六夜』を聴いてみて
とにかくメロディが綺麗。
アコギが少し使われており、曲調はミディアムバラードってところだろうか。
出だしのピアノの旋律も綺麗
聴いていて悲しみを拭ってくれるような温かさと優しさ
を感じられた曲だった。
それは
“傷つきながら強く生きる人”
“運命をただ呪うアゲハ蝶”
に向けて歌ってくれているからだろうか。
歌詞の中にはいくつか「君を助けてあげたい」と表現しているフレーズが出てくる。
その中でも
また透明な悲しみから君を守るよ 傷つこうとも
歌詞の中でこのフレーズが1番好き。
本当に傷ついてる人にはこうした手を差しのべてくれるような言葉だから。
アリス九號.は心痛めてる人に優しいバンドだなぁと思う。
曲の後半の間奏にギターソロが奏でられているのだけど、そのギターソロが聴き終わると、心が浄化されていく感覚になった。
ギターソロ弾いているヒロトは、いつも熱量の高いギターソロを弾いているが、この曲に関しては負の感情を受け入れてくれるような温かさ、悲しみを吹き飛ばすようなパワーを持っていたようだった。
アリス九號.をまだ知らない人でも魅了されるギターソロをまた奏でられたと思う。
また、この曲には“上弦”や“下弦”など月を表す単語がいくつか出てくる。
“月は消えることなく満ち欠け照らした”
この歌詞のフレーズは毎晩月を見る度に思っていたことなのでとても共感した。
ちなみに曲のタイトルの”十六夜(いざよい)”は満月の次の日の月のこと。
辞書で調べると“ためらい”や“進まない”と言った言葉が出てくる。
今作は寄り添ってくれる優しさを持つ曲だが、
なぜ満月ではなく、“十六夜”をテーマにしたのかは、まだ私にはわからない。
またじっくり聴いて答えを見つけていこう。
10年前にもアリス九號.は切ない心境を描いた曲を歌っていたが、今作の十六夜はクォリティは然ることながらとても説得力が増している気がする。
この10年アリス九號.は、さまざまな壁を乗り越え、強さ優しさを身につけてきた証だろう。
アリス九號.にまた名曲が生まれた。
心痛めてる人も優しい気持ちになりたい人も
月を見ながら聴いてみてはいかがだろうか。
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↑以上2021年11月LINEブログに残したもの
🎧️発売から3年経過するアリス九號.の『十六夜』を改めて考察してみる
『十六夜』は聴くと、“美しい夜のバラード”と簡単に言うこともできるが、歌詞をよく読んでみると、結末は切なく実はハッピーエンドとは言い難い。
しかし、聴き終わった後は気持ちが温かくなる不思議な楽曲だと思う。
アリス九號.の『十六夜』は、メインコンポーザーの沙我が作曲したもの。
沙我は、この曲を
“明治の和洋折衷ぐらいの頃の日本の空気感の曲”
をイメージして作ったそう。
沙我はバラードは良いものを作らないと意味がないと思っていただけに、かなり作り込まれた和の美しいロックバラードに仕上がっていたと思う。
そして、作詞したボーカルの将は、この曲の歌詞について、
“問題を抱えた女性がいて、その女性を救いたいという少年の物語を描いています”
とインタビューで語っていた。
聴いていて、大人の男性よりも少年のような気がしていた。
少年の思いを描いていたからか、自分が傷つこうとも女性を守りたいというピュアで打算のない純真な思いが歌詞に出ていたと思う。
邪心のない少年の気持ちが、2年前聴いた当初も心洗われたし、だから、今も優しい気持ちになれる。
曲が温かさで包まれていたのは少年の純粋な優しさがあったからだろう。
当時、なぜ月をあえて“十六夜”にしたのか、自分なりの答えが出てこなかったが、今聴いて感じ思ったこと。(これはあくまで私個人の推察です)
十六夜の意味は“ためらい”や“進まない”、“滞る”の意味あいがある。
これはいい方向にも向かっていないことも言える。
曲に出てくる女性と少年はどうやら
名もなき花が二輪咲いて枯れ行く
という歌詞のフレーズにあるように終わりは切なく儚い終幕となる。
未来に“進まなかった”彼らと彼らを照らした十六夜の月の意味をリンクさせたのだろうかと感じてしまった。
改めて満月の次の日に見れる十六夜はどこか影を感じる存在なのだと思わされた。
そんな優しくも切ないストーリーの世界だからこそ、『十六夜』のヒロトのギターソロは少年たちを想ってなのか、熱く優しいので心が浄化されるのだろう。
自分を犠牲にしてまで、女性と一緒に“死地(しじ)”を選んだ『十六夜』に出てくる少年の来世は幸せになってくれることを願いたい。
🎧️アリス九號.『十六夜』何で聴ける?
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昨年アリス九號.凍結後に配信されたアルバム、楽曲が結構増えたので『十六夜』以外のアリス九號.の名曲たちをぜひ聴いてみて。
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