2008年にアニメが初めて放送され、これまで6クルーまで放送された夏目友人帳。
2024年秋から7年ぶりにアニメ放送が決定!!
『夏目友人帳 漆』が放送される。
しばらく夏目友人帳という作品に触れておらず忘れかけている方
夏目友人帳気になっているけど、知らない方のために
改めて夏目友人帳はどんな作品で何が魅力なのかお伝えしよう。
※本ページはプロモーションを含んでおります。
Contents
🐾『夏目友人帳』の原作は漫画
作者は緑川ゆき氏。
2007年9月号から『LaLa』で連載が開始。
この作品は、初めて発表されたのは『LaLa DX』(白泉社)の2003年7月号で、その後、2005年1月号からは読み切りシリーズとして隔月で連載されていた。
2023年9月時点で、国内累計発行部数は1700万部を超えている大人気漫画。
これまでコミックは30巻まで出ていたが、9/5に最新刊31巻が発売された。
🐾2008年7月より初めてアニメ放送される
アニメは2008年より6期に渡り放送されている。
○第1期『夏目友人帳』 2008年7月~9月
○第2期 『続 夏目友人帳』2009年1月〜3月
◯第3期 『夏目友人帳 参』2011年7月〜9月
◯第4期 『夏目友人帳 肆』2012年1月〜3月
◯第5期 『夏目友人帳 伍』2016年10月〜12月
◯第6期 『夏目友人帳 陸』2017年4月〜6月
夏目友人帳は映画化もされており、
2018年9月に『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』
2021年1月に『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』
を上映している。
🐾夏目友人帳あらすじ
妖怪の類いである、あやかしが存在する世界を舞台に、人と妖怪との交流や主人公・夏目貴志(なつめたかし)の成長を描いている。
主人公の夏目貴志は、幼少期から妖怪を見ることができる力を持っていた。
この力のせいで周囲から疎まれ、孤独な幼少期を過ごしてきた。
両親を早くに亡くし、親戚をたらい回しにされて育った彼は、他人と距離を置くようになる。
夏目は祖母である夏目レイコが遺した古い帳面を親戚の人から渡されて唯一の祖母の遺品として大切持っていた。
祖母の夏目レイコも夏目と同じくほかの人には見えないものが見え、怖がれていたよう。
しばらくして、夏目は遠縁の子供がいない藤原夫妻の家でお世話になることに。
ある日、あやかしから追いかけられて逃げていた夏目は何かにつまずいて縄を引きちぎった感覚があった。
すると、招き猫の姿をしたあやかしが現れる。
そのあやかしは斑(まだら)という力の強いあやかしで、祖母の夏目レイコとも会ったことがあった。
斑から祖母の遺品の帳面の詳細を聞かされる。
帳面は“友人帳”といい、友人帳には、レイコが妖怪たちと勝負して勝ち取った名前が書かれており、その名前を持つ妖怪たちは、名前を返してもらうまでレイコの支配下にあった。
貴志はこの友人帳の存在を知り、斑をニャンコ先生と呼び、ニャンコ先生を用心棒にして友人帳に名前があるあやかしたちから名前を返すように。
🐾物語の展開
夏目は友人帳を持つことで、多くの妖怪たちに狙われるようになる。
だが、一方で妖怪たちと心を通わせ、彼らの苦しみや喜びを共有することも多くなっていく。
友人帳の力を利用して妖怪たちを支配しようとする者も現れる中、夏目は友人帳を守り、妖怪たちに名前を返し続けていく。
夏目は、友人帳を通じて多くの妖怪と出会い、次第に彼自身も変わっていく。
彼の周りには信頼できる友人や理解者が増え、孤独だった彼の心は次第に癒されていくように。
また、祖母レイコの過去や彼女の生き方についても次第に明らかになっていく。
🐾主要キャラクター
- 夏目貴志(なつめたかし):主人公で、妖怪が見える力を持つ高校生。友人帳を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返していく。
- ニャンコ先生(にゃんこせんせい): 夏目の用心棒をしているあやかしで、普段は招き猫のような姿をしているが、実は強力な妖怪・斑(まだら)。
- 夏目レイコ: 貴志の祖母で、彼女もまた妖怪を見る力を持っていた。友人帳を作った人物。
- 田沼要(たぬまかなめ)夏目があやかしを見えることを知っている同級生で夏目の理解者。夏目のように見えないが、あやかしの気配や存在を感じやすい体質である。
- 名取周一(なとりしゅういち):あやかしの祓い屋をやっている。表では売り出し中の俳優。事あるごとに夏目を助けている。
- 多軌透(たきとおる):夏目の同級生の女の子。陰陽師の家系であるが、あやかしは全く見えない。物語の中で唯一ニャンコ先生を溺愛している。
- 藤原滋、塔子:夏目の遠縁で夏目が高校生の頃からお世話になっている。今まで苦労してきた夏目のことを心配し、のびのびと過ごしてほしいと思っている心優しい夫妻。
🐾『夏目友人帳』ここが魅力的
孤独だった夏目に光が差し込む
夏目はほかの人には見えないあやかしが見えることにより、幼い頃から親戚にも同級生からも距離をおかれ、心ない言葉を受けていた。
だが、夏目は藤原夫妻の家に来てから、心優しい人に救われ、笑顔も増えていく。
そして悪意あるあやかしだけでなく、思いやりを持つ優しいあやかしにも出会い心通わせるのだ。
昔の夏目のように今はつらい思いしている人も必ず自分に共鳴し、優しい人に出会うことができる。
そんな希望を与えてくれる作品だ。
心温まるストーリー仕立て
夏目友人帳は作品を読み終えたあと、見た後に心温まるエピソードや切ないエピソードが多く、感動的な物語が展開される作品ばかり。
人間に不信感を持っていても人に親切をするような優しい心を持っているあやかしが出てきたり、
ニャンコ先生は友人帳目当てと言いつつも、情が移り夏目を助けたりするシーンがあったり
悪いことをしていないあやかしを夏目がかばったりするなど
見ていて心ほっこりさせられるものばかり。
優しさに触れたい人は絶対癒されること間違いなし。
動き回るニャンコ先生が可愛い
作品の中ではブサイク呼ばわりされている夏目の用心棒のニャンコ先生。
しかし、ニャンコ先生がアニメで動き回る姿がすごく可愛い。
私はアニメでニャンコ先生の愛らしい姿を見て作品を知り、好きになった。
実際にニャンコ先生コラボグッズは次々とヒットしているし、アニメをやっていなかったここ数年も一番くじやサンリオとのコラボなど大手会社とタッグを組んでヒットグッズを生み出している。
アニメでは、ニャンコ先生が食い意地張っているところや夏目の部屋でゴロゴロしているところなど、動いている猫に癒されている気分になれる場面がたくさんあるのだ。
猫の動画を見てる感覚になれるので猫好きな人はぜひ触れてほしい作品である。
🐾個人的『夏目友人帳』名作3選
ここからは夏目友人帳アニメシリーズをすべて見た私の夏目友人帳個人的名作を3作品紹介しよう。
夏目友人帳 第11話 『にゃんこ徒然帳』
こちらはニャンコ先生が主役のお話。
あらすじ
些細な行き違いから夏目とケンカになったニャンコ先生は、勢いで家を飛び出してしまう。
ニャンコ先生は八ツ原の森のあやかしたちや夏目のクラスメイトと悪絡みをして暇つぶしをしていた。
すると、ニャンコ先生の前に猿猴(えんこう)というあやかしが現れ、ニャンコ先生との縁が切れた夏目から友人帳を奪おうと告げるが、友人帳を受け取る約束をしていたニャンコ先生は、その計画を妨害されるわけにはいかないと急いで夏目のもとへ戻る。
そこで信じられない光景を目にすることになり、ニャンコ先生は帰ることをやめ、その夜八つ原の森でやけ酒していた。
酒を飲みすぎたニャンコ先生は翌日穴に落ち、同じく穴に落ちた少女と出会う。
★*☆♪★*☆♪★*☆♪★*☆♪
このお話はニャンコ先生ファンになった人、猫好き
な人は絶対観ておくべきお話。
ニャンコ先生のシュールでぶさ可愛い姿がたくさん出てくる。
ニャンコ先生がやけ酒飲んで酔っぱらって歌うシーンがどこか憎めない味のあるキャラクターだと改めてかんじさせられた。
また、ニコニコする場面だけでなく、心がジーンさせられるシーンももちろんある。
ニャンコ先生は、穴に落ちた少女の言動に誰かのために動く夏目と重ね合わせる。
弱い人という生き物が嫌いとニャンコ先生は言っているが、弱いながらも誰かのために動く姿は嫌いじゃないよう。
ニャンコ先生の人の奥まで見て性格を感じとるところも多くの人に愛される部分なのだろうと思わされた。
続 夏目友人帳 第10話『仮家』
こちらで夏目がお世話になっている藤原滋と夏目レイコの昔話のエピソード、血のつながりを超えた温かなつながりが描かれたお話。
あらすじ
夏目は学校から帰る際に6本指の黒い足跡を発見する。
その足跡は藤原家の門まで続いており、門には大きな落書きがあった。
奇妙な出来事はそれだけに留まらず、今度は庭の家庭菜園が同じ足跡によって荒らされてしまう。ニャンコ先生によれば、これらの出来事は全て同じあやかしの仕業だというのだが、滋が自分が幼い頃にも同じことがあったことを思い出す。
気になった夏目たちは滋から小学生の頃に近所にいた美しい女子高生と一時期知り合いになり、あの人が来てから家の災いなことがおさまったと話す。
滋は名前は知らなかったようだが、美しい女子高生はレイコだと夏目たちはすぐに気づく。
そして、あの時と同じく、あやかしによって再び藤原家に災いが起きそうなことに気づいた夏目は、あの時のレイコと同じく家を守ろうと動き出す。
★*☆♪★*☆♪★*☆♪★*☆♪
このお話では、夏目を自ら引き取って一緒に暮らそうと言ってきた滋の人柄のよさがよく伝わると思う。
夏目レイコも夏目と同じくあやかしが見えたことにより、周りからひどい扱いを受けていたが、滋は周りの目を気にせずに、レイコのことを、たまたま見かけたら気にかけ話しかけていく。
夏目のことも親戚の集まりで寂しそうな後ろ姿を見て助けたくなり、一緒に暮らそうと声をかけるところは、私たちが見習うべき姿である。
1人になっている誰かの手をさっと差しのべられる人ってなかなかいないし、私は滋みたいに声かけられる人でありたいと思う。
夏目が当時のレイコみたいに藤原家を守ろうとニャンコ先生と戦うところもぐっとくるが、戦った後、滋が夏目にかけた言葉がとても温かくて感動するのでぜひ最後まで見てほしい。
夏目友人帳 陸 第8話 『いつかくる日』
こちらは、人とあやかし、交わりあえぬと思われる関係から学び感動があったお話。
あらすじ
夏目が買い物帰りに出会ったのは、不思議な少年・葵(あおい)。
彼は幼なじみの女の子・香(かおる)が結婚するという手紙をよこしてきたため、探していたが、彼女の学校すら知らないという。
夏目は、手がかりを求める葵を自分の学校まで連れて行くことにするが、そこで葵は人ではなく、鳥のあやかしだと知り、夏目は落胆する。
香の幸せを考え、香の好意を一度突き放した葵だったが、ずっと香に未練が残っていたため、気持ちを精算したいそう。
気持ちが残っている葵に夏目が仕掛けたこととは…?
★*☆♪★*☆♪★*☆♪★*☆♪
夏目友人帳は“人と妖怪の共存”をテーマに書かれることが多い。
人とあやかしは寿命が全く異なったり、いろいろと共存恋愛は難しいと思われる関係。
それでも想いあえる関係はすてきなことを感じたお話だった。
葵は“いつか”香が葵と一緒にいたことを後悔する日がくるし、人と恋愛した方が香は幸せだと思い、香の側から離れる。
香からしてみれば、葵と一緒にいることが幸せであるのに。
切ない恋愛ストーリーが好きな人にも刺さるお話だと思う。
夏目とあやかしが友人のような関係を築けているようにお互いの想いを伝えあうことでよりいい関係になれることを教えてくれた気がする。
葵と香以外にもあやかしと人との恋愛模様を描いた作品はいくつかあるのでチェックしてみて。
🐾まとめ
夏目友人帳がまた再びアニメが始まるのは、やはりストーリー、登場人物に魅力がつまっているからである。
夏目が友人帳を通じてあやかしたちと触れ合うことで、人と妖怪の関係性の中にある複雑な感情や価値観が描かれていたり、夏目自身の成長や心の変化を繊細に描くことで、孤独や過去のトラウマから解放される過程も描かれていくところも人々の共感を得ているのだと思う。
秋のアニメ開始が楽しみの作品だ。
夏目友人帳のアニメ過去作品はABEMAプレミアムですべて見られるのでアニメ開始前の復習に見てみて。
月額960円で70話以上の夏目友人帳の作品が見放題、好きな話は何度でも見返せるよ。
また、夏目友人帳の映画も見たい方はhulu もおすすめ。
月額1026円で夏目友人帳70話以上のアニメ作品が見れるのはもちろん、映画2作品も見放題!!
スマホまたはテレビ好きな媒体を選んで視聴できるよ。