もうすぐクリスマス🎄
『オズの魔法使い』の作者・ライマン・フランク・ボームがくれたクリスマスギフトは、サンタクロースが世界中の子どもたちに愛されるまでのストーリー。
幼い頃にオズの魔法使いの絵本を読んでいるようなワクワク感を久しぶりに味わえた。
※本ページはプロモーションを含んでおります。
Contents
🎄こんな人におすすめ
①ファンタジーが好きな方
②子供向けの作品に触れたい大人の方
③純粋な心を取り戻したい方
🎄『サンタクロース少年の冒険』あらすじ・内容紹介
不死の妖精たちが住む森・バージーの森に突然人間の赤ん坊が紛れ込んだ。
その赤ん坊は慈悲深い妖精・ニシルによりクロースと名付けられ、成人になるまでバージーの森で育てられる。
クロースは成人後森を出て笑う谷でバージーの森の妖精たちに助けられながら、人間の子どもたちのためにオモチャを作っていく。
その後世界中の子どもたちにオモチャをプレゼントするようになり、クロースはいつしか“聖人(セイント)クロース”、“サンタクロース”と呼ばれるようになるのだ。
🎄『サンタクロース少年の冒険』おすすめポイント
★みんな平等に愛情を注ぐ
今作では純粋に人を思いやる登場人物がたくさん登場する。
クロースは美しい心を持つバージーの森の妖精たちに育てられたことによりクロースも心が綺麗な青年に成長していく。
登場人物たちのピュアな心持ちは大人の私にも癒しと同時にずっと忘れてはいけないものだと教えてくれた。
ある日、クロースが貧しい子どもじゃない裕福な子どもにも平等にオモチャをあげるべきか迷う。
金持ちの子どもは自分が作るオモチャがなくてもやっていけると考えたからだ。
そこで妖精たちに相談したところ、妖精の女王がクロースにこう答えた。
金持ちだろうと貧乏だろうと、子どもがかわいい遊び道具を求める気持ちはごく当たり前のこと 同じだけさびしさや不満を覚えうるし、同じだけほがらかで幸せにもなりうる。
妖精の女王の解答にクロースは納得したよう。
何かを与えるのに身分、性格は関係ない。
どんな境遇だろうと幸せ不幸せどちらも経験する可能性は大いにあるだろう。
妖精たちの発言を読んで皆平等に愛情、幸せを受け入れるべきだし、私たちも損得感情で考えず与えるべきだと思った。
★悪の敵登場
このお話に出てくる登場人物はみんな純粋で性格のよい者たちばかりだが、それだけで終わらないところが面白い。
子どもたちを意地悪にする悪の敵が登場するのだ。
その名は“オーグワ”
オーグワは子どもたちを幸せにしているクロースの存在を邪魔に思い、クロースを消そうとする計画を企てる。
オーグワの企みをバージーの森の者たちが力をあわせて立ち向かうのだ。
お話の中盤辺りに登場するからより話をワクワクしながら読み進めることができた。
ファンタジーには悪の敵との戦いがつきものであり、話を盛り上げてくれる存在のようである。
★誰かのために動くこと
誰かのために行動したことでハッピーな気分になった人はたくさんいるはず。
クロースも子どもたちのためにオモチャづくりに励む姿はおじいさんになってもずっと生き生きしていたし、子どもたちがオモチャを受け取って喜ぶところを見て幸せになっているクロースの姿は自分も経験したことあると思った。
私も相手のことを想像しながらギフト選びしているときは幸せな気持ちで満たされている気がする。
今の時期クリスマスプレゼントを探している人は、クロースが子どもたちのためにせっせと動いているところに共感するだろう。
🎄まとめ
今作を読んでサンタクロースが今も愛されている理由がわかった。
特にストーリーの最後のサンタクロースの言葉は子どもたちへの思いやり溢れるすてきなメッセージが詰まってるので、ぜひ最後まで読んでほしい。
読んだ後にあなたも誰かにプレゼントを送りたくなるはず。