2022年6/5に結成15周年を迎えたDaizyStripper(以下デイジーと表記)が結成日当日、品川ステラボールにて15周年記念ライブを行った。
DaizyStripper の過去も現在の最高を味わえるライブ構成はもちろん、ファンの喜ぶ顔を思い浮かべ考えたであろうセットリストで今のDaizy Stripper が1番好きと思わせてくれた。
そんなすてきなデイジーの15周年ライブをファン目線でレポートを書いてみた。
🐰こんな人におすすめ
①ハッピーな空気に包まれた映像を見たい方
②DaizyStripper を名前だけしか知らない方
③DaizyStripper 15周年ライブの配信を買うか迷っている方
🐰セットリスト
SE:KAMAKURA
01.トレゾア
02.ジュリエットのナイフ
03.罪な罰
04.Seaside Avenue
05.INFINITY
06.白蝶乱舞~White Butterfly~
07.音楽が消えた日
08.HATSUYUME
09.確定曲メドレー
10.D.A.I.Z.Y
11.エンドレスリピート
12.マネキン
13.WHO KILLED THE FIGHTER?
14.AGAIN
15.aquarium
EN1
01.BIRTHDAY SONG
02.KISS YOU
03.AGAIN
EN2
01.SMILE WORLD
02.ダンデライオン
03.キボウノカケラ~Shiny Days~
🐰ライブレポート
朝日の光を感じるデイジーの定番SE・KAMAKURA が流れるとスクリーンにはデイジーメンバーの15年分の軌跡が分かる写真がランダムで綺麗に散りばめられる。
SEが終わると、ドラム・風弥、ベース・Rei 、下手ギター・まゆ、ギター・直の順番に登場。
そのあとにデイジーのファンの名称である『トレゾア』のイントロが流れる。
ステージにはいないボーカルの夕霧が
「よく来たな東京!!世界で1番輝いて帰れ!!俺たちがドリーマーだ!」
とトレゾアに語りかけてきた後に夕霧はステージの下からあがってのサプライズ登場。
5周年記念ライブと同じ登場の仕方で会場が沸き上がった。
その後、5周年ライブと同じ2~4曲目のセットリストの『ジュリエットのナイフ』『罪な罰』『Seaside Avenue 』を演奏。
『罪な罰』演奏後、
「このライブでは5周年のライブをモチーフを少し取り入れてます。早くも2曲目、3曲目が5周年と同じセットリスト。…ということは?次の曲分かるよな?」
と、夕霧が話した後に『Seaside Avenue 』のイントロが。
5周年のライブでの『Seaside Avenue』の映像がスクリーンで映し出されながらの演奏だった。
『罪な罰』では夕霧が鍵穴を覗き込むような仕草をしたり、『SeasideAvenue 』では2番でベースのReiと中央で一緒に寄り添って歌うなど5周年のときと同じことをしていて懐かしさを感じたトレゾアもいただろう。
「最新の俺たちも最高だよな」
と、デイジーの最新アルバムのリード曲『INFINITY 』が演奏される。
その後は最新シングル『音楽が消えた日』、未発表曲『HATSUYUME 』と最新が最高のデイジーを堪能できた。
『音楽が消えた日』は昨年の14周年のときはドラムの風弥のピアノとボーカルの夕霧のみの演奏だったけど、今回はバンドサウンドの演奏でツインのギターの音カッコいいっての思えたし、ピアノバージョンでは後半激しく鍵盤叩くところがあるのだけど、ドラムでも感情をそのまま熱く叩くところがあると知り胸が熱くなった。
『HATSUYUME 』は両極端の世界が融合されている新しさを感じる曲でとても新鮮だった。
今年の春にツアーがあり、15箇所各会場で1曲ずつ確実にやる曲を事前に発表していたのだけど
今回15曲の確定曲をメドレーにしてくれた。
曲の振り幅が広いのでメドレーでまとめるのは大変だったこと、メンバーもリハ何度も重ねられたことが安易に想像つく。
しかし、1曲1曲メロディの種類も全然違うのに綺麗にまとまっていてオーディエンス側も遅れず着いてきて楽しんでいるようだった。
確定曲メドレー後はこの1曲でデイジーのメンバーがすぐわかる『D.A.I.Z.Y』
メンバーの特徴がわかるのはもちろん、メンバーのステージでのカッコいいところが改めてわかる1曲。
ドラムの風弥はこの曲のためだけに銅鑼を披露したり、ギターのまゆは歌詞に出てくるストラトキャスターのギターで華麗に魅せてくれたりと15周年ならでは演出も見所だった。
最近のデイジーのライブで盛り上がる1曲『エンドレスリピート』
音源より生音のカッコよさが引き立っている曲。
この曲のはじめのベースの音が個人的に好き。
曲中に「乾杯~」って言ってるところがあるのだが、
今回は15周年ならではの演出でメンバーみんな(15)イチゴのジョアを持って「乾杯~」をした(笑)
そしてデイジーらしいハードでカッコいい激しい曲『マネキン』『WHO KILL THE FIGHTER?』で魅せてくれた。
『マネキン』は拳挙げたり(私はやらない派だが)ヘドバンしたりしてライブで暴れられる曲なので気持ちが解放されると思った。
『WHO KILL THE FIGHTER ?』では夕霧が曲はじまる前に
「Daizy Stripper は1人の人間と4人の天才でできています。だから5人の天才を味わって帰れ」
と客席に伝えていた。
『D.A.I.Z.Y』でも見られるところだけどデイジーはメンバーそれぞれがリスペクトしあっていることが伝わってくるバンドなんだよね。
曲はじまるとドラム→ベース→下手ギター→上手ギターと順番に光のスポット当てられてるところがとてもよかった。
この曲の後半のドラム、ベースソロ対決も見所なのでぜひ楽器隊のカッコよさもしっかり見ておいてほしい。
毎日戦っているお前たち
毎日目に見えないものと戦い続けてきただろう? 俺たちも15年間目に見えないやつらと目に見えない何かと戦い続けてきたよ。 時には泣きそうになったこともあるけど誰に笑われても
俺たちはDaizyStripper 俺たちは俺たち
夢見続けたっていい 誰になんと言われても関係ない。俺たちはDaizyStripper だ。
夕霧のそんな熱い言葉を伝えてからはじまった『AGAIN 』
夕霧が目をうるうるさせながら気持ち込めて歌うところがとてもぐっときた。
『AGAIN』は配信で見返せば見返すほどメンバーの思いが伝わってくるし、新しい舞台に行くために作られた曲だけにやっぱりデイジーにとっても大切な1曲なんだと思わせられる。
水の中にいるようなBGM が流れる中、夕霧はギターを持ちながら次の曲の歌詞と付随して静かに語りかける。
15年どんなときも俺たちのそばで俺たちを温かく見守ってくれたトレゾアに
15年の途中で俺たちを見つけてくれてたくさんの星の数あるバンドの中から見つけてくれたトレゾア
今日初めてトレゾアになったトレゾア
今日はすてきな1日だった?
2007年からの15年間はすてきな15年でしたか? 僕たちにとってみんなと過ごす15年間は言葉にできないくらい素晴らしい日々でした。
感謝の気持ちを込めてこの曲を送ります。
『aquarium 』
MCと相まってかこの曲で私の目には涙がたまっていた。
優しい空気に包まれながら本編終了。
アンコールに入る前にメンバーそれぞれ15周年を迎えての思いを語ってくれた。
まゆは「感謝の気持ちでギターの音に乗せて楽しい気持ちを届けられたらと思います」と話したり
Reiは5周年で噛んでしまった“通過点”を「15周年なんて通過点なんだから」余裕で言ってみせたり(笑)
なおは今日からステージネームを平仮名ではなく漢字の“直”に 改名すると、メンバーにも言ってなかったことをトレゾアに1番に伝えてくれた。
MCで風弥の言葉が特に印象的だったのでここで書き残しておく。
来てくれてありがとうございます。
ステージ立った瞬間鳥肌が立った。
(客席を指しながら)この絶景が見れたからなんです。
15年すごいのはファンの子がトレゾアが支えてくれるから。
バンドがすごいんじゃなくてファンの子がすごいんです。
続けてこれるにはファンがいたからです。
長い期間支えてくれてありがとう。
これからもDaizy Stripper はみんなのことを全力で照らします。
でも俺らにとってもみんなは光なんです。
これからもお互いに照らし合おうね。
風弥の言葉はファンへの感謝の気持ちはもちろん、風弥の優しさも感じて胸が熱くなった。
「お互いに照らし合おうね」はファンの子に「光になって」と強制しているのではなく、特別なことしてなくてもファンの子の存在自体が光と言ってくれてる気がしてとても嬉しくなった。
周年で必ず歌う『BIRTHDAY SONG 』ではオーディエンスにスマホのライトを着けてもらい曲が終わると夕霧がロウソクの火を消すように息を吹き掛けるという誕生日らしい演出を味わうことができた。
まゆのInstagramで投稿されていたが、ライトで照らされてる景色はとても綺麗だったようだ。↓
https://www.instagram.com/p/CeyGNjjpKCn/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
デイジーのライブ定番曲『decade 』はモッシュ曲なのだがまだできないので、夕霧がオーディエンスの代わりにステージで台車に乗りながらモッシュしてくれた(笑)
5周年のときはステージと客席の間にトロッコ置いてモッシュしていた演出を思い出させるようだった(笑)
メンバーがステージから去り、アンコールの拍手が鳴り響く。しばらくして本編でも披露された新曲の『HATSUYUME 』のMVがスクリーンで流れる。
MVが流れた後、新衣装でメンバーがまたステージに登場。
『Smile world 』では会場中に床おきミラーボールで光が照らされてとても綺麗だった。
その後デイジーのはじまりの曲『ダンデライオン』がダブルアンコールでようやく登場。
『キボウノカケラ』では、久しぶりに金テープが客席に発射され、オーディエンスは金テを持って一緒に楽しんだ。
曲中の「ララ シャイニシャイニーディー」のところで
夕霧が会場見渡しながら「不思議と歌っているように見えるんだよなぁ」と笑顔で言ってる姿がとても印象的だった。
早くオーディエンス側も歌えるようになりたいね。
曲の終わりに夕霧がメンバーの名前を改めて紹介、ファンへの熱い思いを伝えてアンコールも終了した。
曲が全て終わり、コロナ渦始まってから撮れてなかったオーディエンスとの記念写真撮影をして15周年幕を閉じた。
昨年の14周年ライブも配信何度か見返したけど、昨年よりも今回の15周年ライブの方がメンバーみんな笑顔がたくさん見られて嬉しそうな雰囲気が出ていて、ライブ見ているこっちまで幸せな気分になれるライブだった。
🐰まとめ
4月からの15本の全国ツアーを経て行われたDaizyStripper 15周年ライブ。
5周年のライブをモチーフにした演出、セットリストが持ち込まれたが、10年前と違っていたのはメンバーみんな明らかに成長してカッコいいステージングで魅了するバンドになっていたことだ。
これは5周年のライブDVDと比較したら一目瞭然。
人間として成長して魅力ある雰囲気でステージに立っていてDaizyStripper は最新が最高のバンドだと思わせてくれた。
そして15年の月日で築き上げてきたメンバー同士の絆、そしてずっと支えてくれたファンへの感謝の気持ちが伝わってくるとてもピースフルな雰囲気のライブだった。
15年以降もさらにカッコよくなることに期待したいバンドなので、ここで初めてDaizyStripper を知った方はぜひチェックしてみてほしい。
🐰配信チケットリンク
6/19までDaizyStripper の配信チケットがツイキャスで販売してるのでリンク貼っておく。
●Streaming Ticket(通常ライブ視聴のみ) 3000円
●Streaming Ticket+DOWNLOAD特典付きライブチケット 10000円
の2種類の販売。
ダウンロード版は販売期間が終わった後もずっと見れるよ。